一休 真実の探究

野口整体、霊性修行、スピリチュアルなこと、気 エネルギーについて

情報と潜在意識

今はどこの家でも大概テレビがあると思います。このテレビというものは便利でありながら曲者でもあります。

何はなくとも家に居るとテレビをつけっぱなしにしているという方は結構いるのではないでしょうか。
なんとなく聞いている、なんとなく見ている、
こういう状態というのは外から入る情報に対して抵抗をしていないため、気付かぬうちにマイナスなものでもなんでも入りこんできてしまうので、実は危険です。

意識と潜在意識という言葉で話をしますと、

日常活動をしているとき普段は常に意識というものが働いておりますので、意識的にテレビをみていれば、
見ている映像、聞いている内容が自分の中に入る前に、一旦意識の壁にぶつかります。
意識で捕らえているので、その内容に対してあれこれ思ったり考えたりするわけです。何度も流れるCMなど、うるさいなと思ったりもするわけです。
ところが、つけっぱなしにして他のことをやりながらなんとなく聞こえている、
こういう状態だと、
意識で壁を張っていないところから潜在意識というより深いところに外部情報が入りやすくなってしまいます。

潜在意識とは簡単に言うと、
意識のより深いところ、意識的にはハッキリ感じていない思い込みとか、決めつけ、特定の観念といったものが存在しているところです。
ここにマイナスなものがあると意識的には感じず気づかずとも、本来の自分を不必要に制限して拘束し、日常の意識活動を不自由にしてしまいます。
本来あるはずの可能性まで閉ざしてしまいます。


テレビの情報にはマイナス要素の多いものが沢山です。
やれ勝ち組だ負け組だとか、老後を安泰に過ごすにはいくらないとだめだとか、不安心配を煽ることだらけです。
一見まともな内容であっても不安要素が多いものを繰り返し繰り返し見聞きしていては、それが潜在意識に入り込んでしまって当人は気づかないということにもなります。

催眠術師が五円玉に意識を集中させておいて、あなたはだんだん眠くなる眠くなるとささやくと、暗示にかかって眠くなります。
意識を向けずなんとなく聞いたものは、入り込みやすいのです。
何度も何度も繰り返し流れるCMに、暗示的に思い込まされていることを気づきもしないまま、商品を買わされています。

そのうち、みんなそうしてるから自分もそうしなきゃだめなんじゃないかとか、今の稼ぎじゃ将来老後が心配だとか、こんなことを無闇に思い悩まされるようになってしまうなら、百害あってなんとやらです。

潜在意識の思い込みは、意識で気づいてもそうそうコントロールできない強固なものです。

意識せずに気づかないものほど深く入ってしまう、
このことを踏まえて、
なんとなく見る、なんとなく聞くものは、マイナスなものを無くしてプラスなものにすると、気づかぬうちに前向きなエネルギーも増えていきます。

テレビは要注意です。


一休