サンタクロース
本物のサンタさんはいるでしょうか。
大人になったらやっぱりいないのでしょうか。
私は子供の頃、サンタさんを信じていない可愛くない子供でした。
できるなら、子供達にはサンタさんを信じられる夢や憧れがあってほしいと思っております。
さて、
実際のところはどうなのでしょうか。
いつも買い物にいくスーパーがあります。
商品は沢山の種類があるのにも関わらず、買うものは大体決まって同じものばかり買っている、なんていうことはないでしょうか。
嫌いな食べ物とか、無意識に絶対買わないなと頭ごなしに決めつけてしまっているものが実はあったりします。
買い物してる時、どれが安いか、どれが美味しそうか、集中して陳列物を眺めては手にとって選んでおりますが、
目に映った商品がぜんぶ選択肢として自分の中に取り込まれたかというと、そうではないこともしばしばです。
視覚には入っている、視覚情報としては取り込まれているはずなのに、
無意識に買わないと決めつけているものは、その存在にすら気付かないでいるものがあったりします。
何年も通い慣れたお店の、いつも眺めている陳列棚に、見えてるのに見たことない商品があるのです。
絶対に買わない、買うはずがないと無意識に決めつけると、そこにあるのに見えなくなります。
存在はしてるのに、自分の目には映らなくなります。
大人になり、現実を知っていくとサンタさんはいないということを知ってしまいます。
でも実はいないのではなく、自分がいないと決めつけたから見えなくなるし、会えなくなるのです。
大人は現実は知っていても、真実は知っておりません。
自分が見て聞いて感じている現実は、
自分が決めつけていること、認めていることだけを味わって体験しています。
それ以外の認めていない可能性も存在はしているのに、自分が認めない限りは遮断されて無いも同じになっています。
大人になって、
サンタさんはいないと決めつけたままでいれば、
サンタさんのいない世界を生きていくことになるでしょう。
大人になっても、
サンタさんはきっといると思えれば、
サンタさんのいる世界を生きていくことでしょう。
もしかしたら見れるかも、
もしかしたら、会えるかもです。
プレゼントが、もらえるかもです。
サンタさんを信じる子供には、
サンタさんがいるのです。
本当はそんなものいないのよ、なんて間違ったことを決して吹き込んではいけません。
間違っているのは、実はあなたです。
一休