陰陽
陰陽は必ず一対で存在する。
振り子と同じように、一方に大きく振れるものはその反対にも同じだけ振れる。
いわゆるパワースポットと呼ばれるエネルギーの高いところなどはわかりやすい。
神社など、日中に行けばいいエネルギーを吸収することができるが、
ひとたび夜になればどうなるか。
低級霊が集まる、魑魅魍魎が跋扈するとりわけ危険な場所になる。
夜の神社にお参りなど、決して行ってはいけない。
密教の行でも、サマーディー、解脱の行というのがあるが、相当に高いレベルの行である。
完全な幽体離脱をし、物質界を離れて上の世界に行きこの世の成り立ちを見てくる悟りの行だが、非常に危険な行でもある。
陰性に意識を合わせてしまえば、魑魅魍魎の世界に引きずり込まれ帰って来れなくなる。
そんなことで、必ず師匠が側に付き、命綱を繋いで見守るということである。
私自身は今のところまだまだこういった行には縁がないが、いずれはそこへ進むのかもしれない。
修行の行程というのは、とにかく自分の中にある陰性のエネルギーをなくしていくことが中心になる。
邪気、邪念、陰性の信念体系、これらを捨ててくことが肝心になる。
これらを沢山残しながら力ばかりを求めたり、エネルギーを大きくしようとしたりすると、
カルト教団の教祖様のようになってしまう。
初めは志をもって始めていても、途中からいつの間にか低級霊に支配されてしまっている、そんな宗教者も少なくないだろうと思う。
自分のエネルギーが大きく強くなると、ひとたび心が陰に傾いたとき、そっちに働く力も大きく強くなる。
力というものは諸刃の剣なのである。
軽い気持ちで求めていいものではないのだ。
一休