清掃

なんとなく状況の流れが悪いと感じる時や、心が散漫になってる時など、私は清掃を入念にしたくなることがあります。

出家修行のお坊さんを見ても分かるように、清掃、整理整頓は修行の基本であります。

瞑想を行い、自分を深く見つめ感じるのも、高次のエネルギーと繋がるのも当然大切なのではあるが、
そもそも自分の見ている外の世界は、己の心を映している、己の心そのものであることを忘れてはならない。

掃除、整理整頓をして、身だしなみを整えるというのは、自分の内側である心をきれいにしていることに他ならない。

これは自分の所有場所だけでなく、道端に落ちてるゴミを拾うのも同じです。
自分の物でなくとも、自分の目に映ったのならば、それもまた己の心の一部なのであります。

余分な無駄なものを沢山抱え込んでおれば、
心にも余分な無駄なこだわりやとらわれを沢山抱え込むことになります。

目に映る外の世界の、余分をなくし掃き清めて見通しが良くなれば、
より深い本来の自分自身というものも、見通しは良くなるものであります。

汚い臭いのを、心を込めて洗い落とせば、心の穢れも落ちて本来の美しさも輝きだすはずです。

一休