花
もとはと言えば、どうしようもなかった自分を立て直して、どうにか幸福を得ようと一か八か捨て身のつもりで始めた修行。
関わってくれた人達や、見守って助けてくれている存在のお陰で、
今はやっと、心にゆとりが持てるようにもなったものです。
心のゆとりと、修行によって高まってきた気感、霊感といったもの。
これらが得られてきて初めて、私はこの花というものの良さを感じられるようになりました。
それまでは桜を見てもお花畑を見ても、
まあ綺麗だな、春だな、くらいしか想うこともなく、感動するというほどのこともなかったものですが、
それが今は、
花の持つ美しさだけでなく、
その優しさとか愛とか、
見に映る向こうにある心を感じられるようになり、
こんなにすばらしいものだったのかと、
思います。
小さな女の子が、
大人になったらお花屋さんになりたいと思うのも、わかる気がします。
桜のお花見も、
こうなると、団子より花です。
花は、本当に純粋な愛のエネルギーの存在です。
こんなに優しく、心を癒してくれる気を放っていたんですね。
一休