印契 印相
私の修行では、現状でこの印を組むよう正式に教わったことはない。
今までもきちんと結んでみた試しはなかった。
それが先日、電車で座りながらちょうど下腹部の辺りで手を組んでいると、
身体のエネルギーがグーッと高まり整ってゆくのを感じた。
なにかと思ったのだが、手をほどくとエネルギーが無くなる。
もしかして手の形で、印によってそうなってるのか、と気づいて、
仏様の組んでいる印や、禅で組まれる定印をさっと調べて組んでみた。
すると、それぞれ違う感覚のエネルギーが強烈な強さで体内を巡った。
そこで初めて、印相を組むことがなんなのか知った。
禅もエネルギーを使っている技法であるということが、この時初めてわかった。
エネルギーが強烈で面白かったので、家で試しに禅を組んで印を結んでみた。
ものの数分で急激に変性意識へ入って行き、そのまま意識が飛ぶように寝てしまい、バタンっと倒れて目が覚めた。
印を結んだだけなのに、それはそれは強いエネルギーである。
強烈な強さであるし、面白がってやってみていていいものか、とも思うが、
今のところやめた方がいいと止められるような感触もないので、
少しずつ色々試してみたいと思っている。
印相で軽く調べてみても、
こんな意味を表している、そんな思想を表しているという、学問的な理屈は出てくるのだが、
具体的にそれをエネルギーとして扱うことについて触れられている話が出てこない。
はたして遊び半分で扱ってみてよいものかと思いつつ、
とりあえずおもしろいのでやってみている。
一休