神さま仏さまとは
神さま仏さまとは、そもそもなんなのでしょうか。
非常に難しい話なのだが、今のところ自分が感じ思っているところとしては、
基本的にはほとんどの場合、高級霊体を指して神仏と言っているものと思っています。
我々の住んでいる3次元の世界ではなく、4次元5次元6次元と上がっていった世界に住まう、この物質界では肉体を持たない霊体、エネルギー体の存在のことであり、
人よりも遥かに、宇宙の根源の愛のエネルギー波動に近い存在を言っているものと考えています。
宗教で神さま仏さまが救ってくれるなどと言うと、
なにか、人間の考える都合のいい救いをイメージしてしまうものだが、
そういう人はだいたい神仏や信仰というものに対して否定的か、あるいは妄信的であるように思う。
神仏とは、人間がより純粋な愛のエネルギー波動に近づいてゆくことにのみ手助けをしてくれる存在なのであって、
そうでなければ手助けは得られることもない。
肉体はなくとも、独立した霊体存在としての個は持っているのだから、
基本的に我々人間からすれば見返りを求めず一方的に与えてくれる立場にある存在とは言え、
当然、こちらの考える都合のいい望みをなんでも叶えてくれるというようなことはあるわけがなく、
こちらの側からも、その個を見極めて、その個に合わせるように努めて接することが、
それぞれの神仏を敬い尊重することになるのではないかと考えます。
そういう意味では、神仏との関わりというのは普通の人間関係と基本的なことは同じであるような気がします。
相手の個を敬い尊重すること、
相手の思うところや考え方、好みから望みから、
相手の個を見極めて、自分から認めて受容してゆく、そして擦り合わせてゆく努力をしなければ、
良好な人間関係を築くことはなかなかできないというのと同じことのように思います。
神さま仏さまだって、人間でいうところの性格や意思や感情のようなものを持っているもので、
こちらの心持ちや態度次第で対応は変わってくるものであろう。
そうした神仏に合わせた接し方が形になっているものが、
仏教でも神道でも、
それぞれの宗教、信仰流派に見られる儀式や儀礼なのかと思うのです。
一休