あくせく生きず
焦ったり、心配したり、
あれもしなければこれもしなければと、現実に追われ振り回されたりと、
多くの人は、あくせくと生きております。
自分自身が、本来の自分のあるべき生き方、あるべき形から、ズレていればいるほどに、
こうした不快な生き方を強いられてくるものです。
逆にいえば、それらの不快が、
今の自分が本来の自分の在り方でないことを示しているとも言えます。
本来の自分のあるべき形で生きるようになると、
物事は、どんどん流れるようにスラスラと運ぶようになってきます。
小さなことに、とらわれ煩わされることもなくなって行きます。
本来の自分の在りかたに帰ってゆくことは、
誰にでも等しく言える、人生の命題であります。
大きく言えば、
それが、その人の悟ってゆく道筋であり、
同時に幸福への道でもあるわけです。
その人の幸福に必要な物は、物事は、
自ずと付いてくるものです。
あくせくと生きても、楽なことはなにもない。
新時代に向けて、皆がそこから脱してゆくことを望むものであります。
一休