出てきたものは全て出す
これは野口先生も言っておられたのだそうです。
浄化を行う、心身を調律する、などしておれば、
排泄作用で必ずいろいろなものが出てきます。
中にあるものが、外へ出て行きます。
出てきたら、
出てきたものは全部出して、出しきってしまうこと、
これが浄化過程において必要なことであります。
そして、
どんなものが出てきても焦って封じ込めたり抑えたりしないことであります。
口とか鼻とか耳とか、開いてる穴から何かが出てくることはよくあります。
皮膚からもよく出ます。
感情発散、
溜まっていた感情、眠っていた感情が出てくることもあります。
浄化過程では何が出てくるかはわからない。
こんなものが出てきたらマズいんじゃないかと思うようなものが出てくるかもしれない。
それでも、出てきたら全部出して出しきることであります。
内在させていることがよくないから出てくるのです。
身体的な歪みなどもそうであり、
現代人の身体は皆大きく歪んでいます。
目に映っている歪みは大きなものには映らなくとも、
実際には相当に大きな歪みを内在させています。
無意識に、ある程度まっすぐになるように身体がバランスを取っているからふつう見た目にはそれほどわかりませんが、
そうして見えてるのは本当の歪みの状態ではありません。
実際には、本人が想像できないほど中では大きく歪んでいるものです。
だから心身を調整すると、それまで見えない隠れてた歪みが、
こんどは見える形に出てくる。
目に見えて身体が歪んでくるわけなのだが、
これは、調整したら歪んでしまった、
のではなく、
元々歪んでたものが表に出てきたものであるので、整って行こうとする過程のものです。
しかし、こういうことは、
本人が感じる身体感覚としても、訓練、経験がないとなかなかよくわからないもので、
調整したことで、一見すると歪みが浮き上がり身体がひん曲がり、且つその不快感を感じられるようになってくるので、
前より悪くなってしまった、と思ってしまうことも多いようです。
続く