邪気
私の行ずる世界では、この邪気という言葉がよく使われます。
言葉で言えば一言ですが、
その中身はといえば、相当に幅広い広義な意味合いを持っているものです。
ちなみに、大陸ではこれをブラックエネルギーと呼んでいる地域が多くあるとのことで、
ブラックという言葉でもよく使われます。
自分もこの邪気というものをいろいろな形で見たり感じたり、
知れば知るほど多様なものだと思うようになっています。
大まかに言っても、
心に起こる陰性感情で発生するネガティブなエネルギー、
マイナス波動の場所や空間、
低級霊などの発する邪のエネルギー、
もっとも分かりにくい悪業(カルマ)として存在している負のエネルギーなどいろいろあり、
すべて邪(よこしま)な気であります。
その気の影響を受けることにより、
人のエネルギー体を歪める、乱す、曇らせる、濁らせる、
等を引き起こし流れを悪くするものです。
人が健康に健全に、全うに生きるのを阻害するような働きを持つものでありますので、
避けられるものは避け、そうでないものは出来る限り浄化する、
それがこの邪気に対しての基本的な考えとなります。
そして、
出来る限り正気を保つよう心掛け、その正気の質を上げて行くことが修行の大きな目的であります。
さらに言えばその先には悟りがあり、
正気を高めて行くための基本的な大事になる要素を、仏陀は八正道として説いております。
一休