生まれ変わり
昆虫は、成虫になって羽ばたく前に、
サナギになって生まれ変わりの準備をしています。
爬虫類は、生きるか死ぬかの一大事行である脱皮を経て生まれ変わり、
一部の動物は冬になると冬眠をして毎年ごとに小さな生まれ変わりを繰り返します。
人間も、生まれ変わってゆくには一度子宮へ戻るかのごとく幼子に返り、
苦しい浄化を経て新たな成熟した自分へと生まれ変わってゆくものと思います。
活元瞑想を行っていると、そうした光景を見ることがあります。
瞑想中、だだっ子のようになったり、幼子のように泣いたり、
そして動きがおさまってくると、
ちょうど子宮の中の赤ん坊の形になって大人しくしていたりします。
瞑想中に子供帰りをしているのです。
成人になってから子供のようになってしまう子供返りというものも、
やり残してきた幼い要求、子供の要求をやり直して、そこから新たに生まれ変わり成熟して行こうとする、
本当の大人になってゆこうとする働きであります。
要求を満たし、経過することで一つ成熟するわけです。
私も行を通してこうしたことをいろいろと経験してきましたが、
これからどんな生まれ変わりがあるものか、
とんでもない脱皮の苦しみ、とんでもない赤ちゃん返りを体験することになるのかもしれない。
一休